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胡麻若葉の抗酸化活性の正体は?




胡麻若葉は、ポリフェノールあたりでは、桑の葉に次いで、強い抗酸化活性をしめします。
2009年9月12日に開催された「日本食品科学工学会第56回大会」において、その活性成分についての発表がありました。

今回の発表で、抗酸化活性の強い、アクテオシドという成分に由来すること、また、含量も1.26%と自然界では珍しく高い含量ということがわかりました。
→大会要旨はこちら
http://www.wadaman-s.com/gomawakaba.html

●アクテオシドは、オリーブの果実などに含まれているポリフェノールの一種です。 抗酸化作用が強く、赤ワインに含まれるポリフェノール『リスベラトロール』の15倍、ビタミンCの5倍の抗酸化力を持っています。 また、炭水化物(糖質)の分解に関与する酵素の『αグルコシダーゼ』の働きを抑えて、血糖値を上げにくくする作用があるといわれています。

■アクテオシドの機能は?
抗酸化性以外にも、肝保護作用、抗炎症作用、、性機能改善、鎮静効果など

◎引用文献
 ・ L. Li et al., Food Chem., 108, 702-710 (2008).
 ・ 渡辺ら、特開2000-302797


■アクテオシドを含有している植物は?
ニクジュヨウにはアクテオシドが4.8~15.2 mg/g含有されているとされています。

ニクジュヨウは中国において国家2級保護植物に認定され、その採取が困難となり、その代替品としてカンカニクジュヨウ(Cistanche tubulosa)が利用されています。
砂漠人参・カンカ(カンカニクジュヨウ)は、灼熱の砂漠でも育つ紅柳の木の根部に寄生するハマウツボ科ニクジュヨウ属の肉質茎植物です。 古くより健康維持の秘蔵食品として珍重されてきました。

また、ニクジュヨウは、インポテンツ、不妊、血崩(生理不順)、腰膝冷痛を治し、補腎・滋養強壮の処方薬として使用されてきました。
アクテオシドがこれらの機能の関与成分といえるかもしれません。
●写真は、カンカニクジュヨウ

胡麻若葉ポリフェノール成分その1

■胡麻若葉ポリフェノールに強い抗酸化性があるとのことですが、どんな機能があるのでしょうか?

胡麻若葉に強い抗酸化活性が確認されたことは、和田萬商店のパンフ、HPにも記載されていますが、この「仮称:ポリフェノールX」は9月の日本食品科学工学会でも発表される予定です。

今、注目のポリフェノールで、海外の文献にも、サプリメント、化粧品にも使用され、多岐にわたる作用についての文献報告がされています。

面白いことに、コムラサキ(Marrubium vulgare). シソ科 ニガハッカ(Marrubium vulgare) 、ホナガソウ(Stachytarpheta jamaicensis)など、主にクマツヅラ科 (Verbenaceae)の植物は、胡麻若葉に多いポリフェノールxが含有されています。
その中でも、胡麻若葉粉末には、1%以上の高い含有が確認されました。

●コムラサキMarrubium vulgare

●ホナガソウ(Stachytarpheta jamaicensis)




●シソ科 ニガハッカ(Marrubium vulgare)



 動物試験では、コムラサキからの単離された、ポリフェノールxで、スコポラミンで誘発した記憶障害での試験があり、 ストレスで低下した学習能力の回復作用が示唆されます。

ほか、このような植物から単離されたポリフェノールxで

   ●炎症に深く関わるCOX-2を抑制する 
   ●ヒスタミン抑制作用
   ●脳での神経細胞の酸化を防ぎ、神経細胞を保護する。
   ●抗肝障害護作用 
   ●抗炎症作用等が多数報告されています。

胡麻若葉のとろみは? どんな食物繊維?

●胡麻若葉の粉末、チップを溶かすと、トロミがありますが、これは、なんでしょうか?
生の胡麻若葉の茎をコップにさしておいても、水がトロトロになってしまうくらい、粘性のある物質が含有されているようなので、先日、胡麻若葉粉末の食物繊維の分析をしてみました。
以前食物繊維を測定したときには、九州産で粉末中約60%も含有していましたが、今回は、どんな食物繊維が含有しているか?について測定しみました。

結果は、びっくり!
水溶性のペクチン、ほか非水溶性のセルロース、ヘミセルロース、リグニン等が32%も含有されていました。

●ペクチン→
ママレードのトロミでお馴染みの食物繊維で、穀類、野菜、果物、イモ類などに多く、コレステロースの低下作用もあります。

●セルロース、ヘミセルロース、リグニン→
野菜の繊維や、細胞壁の成分で、便の量を増やし、体に有害な物質(たとえば食品添加物等)や余分な塩分を体外に排出してくれる役割をもちます。


では総量で60%もある食物繊維が32%なのは?と疑問になりますが、60%の食物繊維の含量は「酵素重量法」という測定方法で、食物繊維以外に、「抵抗性澱粉」と呼ばれる消化されにくいデンプンも量り込んでいるため、個々に測定した食物繊維量の合計とは、一致しないのです。

(ちなみに、ネバネバ物質で知られるムコ多糖や、チコリ、キクイモに多いイヌリンという食物繊維は、この中には含有されていないと思われます)

●でも、トロミの正体がわかりかけてきたので、安心して鍋物、スープ、飲料、デザートに使えそうです。