◆胡麻中のセサミノールとセサモールはどう違う?
唐突なようですが、胡麻リグナンの中のセサモールとセサミノールはどう違うのでしょうか?
こんな質問を、リグナンオイルの取り扱い企業から受けました。
胡麻リグナンは、10種類前後も存在しますが、胡麻中の抗酸化成分胡麻リグナンの代表は
セサミン、セサモリン、サセサミノールで全体の80%を占めています。
●セサモールもセサミノールも実は、このセサモリンから造られます。
セサモールは抗酸化作用を持つゴマリグナンに含まれる成分の1種で、天然の有機化合物です。
セサモールは厳密にいうと元々ゴマリグナンに含まれているわけではありませんが、
図:フライ加熱時のセサモリンの分解とセサモールの生成でもわかるように
セサモリンに熱を加えて焙煎する過程で分解されセサモールに変化します。
また、セサミノールはゴマサラダ油中に存在し、ゴマ油の精製過程でセサモリンから変化する成分です。
リグナンリッチ黒胡麻油出も毎ロット分析をするのが、セサミン、セサモリン、セサモールの3点でしたが、
セサモールは含量も少ないため、現在ではセサミンとセサモリンのみです。
リグナンリッチオイルの分析値の履歴はこちらをご覧下さい。
→ttp://www.wadamans.com/products/rigunan/doc/lignanerich2koujyou20200804.pdf」
◆図、引用文献>:統食品「ゴマ」の調理加工からみた健康増進機能
福田 靖子、2007 年 40 巻
5 号 p. 297-304より
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