◆胡麻と◆小松菜、ホウレンソウを食べると骨によいのはなぜ?~胡麻のセサミンもビタミンKの吸収をサポート~


◆胡麻と小松菜、ホウレンソウを食べると骨によいのはなぜ?
~胡麻のセサミンもビタミンKの吸収をサポート~
 
2019423日のTV[この差ってなんですか」でも取り上げられましたが、109歳のご長寿の男性は毎日牛乳2カップ分(400CC)のカルシウムを胡麻で摂取しているとのこと。
計算ではカルシウムの摂取量は400
https://www.tbs.co.jp/konosa/archive/20190423.html
https://kakaku.com/tv/channel=6/programID=46648/episodeID=1256748/
(胡麻スプーン6杯分とのことでしたが、胡麻中のカルシウムは1200mg/100gあなので、恐らく胡麻約30g前後を毎日召し上がっていることになります。
特製胡麻ドレッシングと一緒に摂取されているのが小松菜で、番組でも小松菜のビタミミンKがカルシウムの結びつきを強くし、強い骨をつくることができる、胡麻との良い組み合わせを強調されていました。
●このようにビタミンKは、胡麻中のカルシウムの吸収をビタミンDとともにアップしますが、実は、胡麻に含まれるセサミンもビタミンKの体内の濃度をアップされるという報告があります。

セサミンのビタミン代謝調節作用、池田彩子、 名古屋学芸大学管理栄養学部
Functional Food 7(2): 107 -111 2013
 
●少なくとも動物レベルでは、セサミンの摂取により必須栄養素であるビタミンEKおよびCの整理作用の増強が期待できるという報告です。
これは、セサミンを含む飼料ををラットに7日間摂取させたところ、食事から摂取しているフィロキノン(ビタミンKとメナキノン(天然ビタミンKで体内で微生物が生成するもの)またαトコフェノールの体内の濃度が上昇したことによるもの。
この結果から、ビタミンKは、胡麻中のカルシウムとマグネシウムの結びつきを強くして丈夫な骨作りをサポートし、また胡麻中のセサミンもビタミンkの利用をアップするという関係にあると言えます。

※ビタミンKの食品中の含有量(引用:
https://medical.cat.eisai.jp/useful/prescribe/pdf2/000003892.pdf
 

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